転職

子育て中の介護士の皆さん、毎日お仕事と家事、育児の両立、本当にお疲れ様です。

「このままの働き方で、本当に子どもとの時間や自分のキャリアを大切にできるのだろうか?」

「残業続きでへとへと、急な休みにも肩身の狭い思いをしている…」

そんな風に感じている方も少なくないのではないでしょうか。介護現場は人手不足という背景もあり、子育て中の介護士さんが無理を強いられがちな状況も耳にします。

ですが、諦める必要はありません。子育てと仕事を両立しながら、残業を減らし、さらには年収アップまで目指せる職場は確かに存在します。大切なのは、ご自身の状況に合った施設をデータと情報を元に選び取ることです。

この記事では、介護業界で10年以上の経験を持つTomが、データに基づいた客観的な視点と、後輩の皆さんへのアドバイスのつもりで、子育て介護士の皆さんが理想の働き方を実現するための具体的な方法を解説していきます。一緒に、あなたにとって最適な職場を見つける一歩を踏み出しましょう。

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Working Conditions子育て介護士の「働きにくさ」実態とデータ

子育て中の介護士さんが直面する「働きにくさ」は、多岐にわたります。主な課題としては、不規則なシフト、夜勤の負担、急な子どもの発熱などによる欠勤への対応、そして年収面での不安が挙げられるでしょう。

介護業界全体としては、処遇改善の動きが進んでいます。厚生労働省の調査によると、介護職員の基本給等は月額253,810円(常勤)で、前年比4.6%増となっています。また、介護職員の平均月収は約29.3万円(常勤)です(出典: 厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査」および「令和5年度介護従事者処遇状況等調査」)。

特に介護福祉士の資格を持つ方の場合、平均月収は約33.1万円に達しており、資格が給与に与える影響は大きいと言えます(出典: 厚生労働省「令和5年度介護従事者処遇状況等調査」)。さらに、介護職員等処遇改善加算を取得している事業所は95.5%に上り、この加算によって月額平均で約3.7万円の賃金改善効果があることも報告されています(出典: 厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査」および「令和5年度介護従事者処遇状況等調査」)。

これらのデータは、介護職全体の処遇が改善傾向にあることを示しています。しかし、その恩恵を十分に受けられているか、子育てとの両立が本当にできているかは、個々の職場環境によって大きく異なります。

❗ 重要

処遇改善のデータは全体平均であり、個々の施設や働き方によって年収は大きく変動します。ご自身のスキルや経験が正当に評価され、子育てと両立できる働き方ができる職場を選ぶことが重要です。

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Facility Types残業ゼロを叶える施設形態トップ3

子育てと両立しやすい職場を探す上で、特に注目したいのが「施設形態」です。施設の種類によって、勤務時間や残業の発生頻度、夜勤の有無が大きく異なります。ここでは、比較的残業が少なく、日勤帯での勤務が中心となる傾向のある施設形態を3つご紹介します。

💡 ポイント

「残業ゼロ」は、あくまで「傾向」です。施設や時期によって状況は異なりますので、求人情報や面接で具体的な状況を確認することが非常に重要です。

施設形態 特徴 子育て介護士におすすめのポイント 注意点
1. デイサービス(通所介護) ご利用者が日中に通い、入浴や食事、レクリエーションなどを提供する施設。夜間は運営していない。
  • 基本的に夜勤なし
  • 日勤帯(午前〜夕方)勤務が中心
  • 土日休みの施設も多い
  • 送迎業務がある場合も
  • レクリエーション企画など体力を使う業務も
2. 訪問介護 ご利用者の自宅を訪問し、身体介護や生活援助を行うサービス。
  • 直行直帰が可能で、時間の融通が利きやすい
  • シフトの希望が通りやすい傾向
  • サービス提供時間帯を選べる場合も
  • 移動時間がかかる
  • 一人での業務が多く、緊急時の対応力が求められる
3. サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) 高齢者向けの賃貸住宅で、安否確認や生活相談サービスを提供する。介護サービスは外部事業者が提供することが多い。
  • 比較的医療的ケアが少なく、落ち着いた環境
  • 夜勤がある場合でも、他の施設より負担が少ない傾向
  • 日勤帯のみの求人もある
  • 介護度が低い方が多いため、物足りなさを感じる可能性も
  • 併設の訪問介護事業所での勤務となる場合もある

これらの施設形態は、子育て中の介護士さんにとって、ワークライフバランスを保ちやすい選択肢となり得ます。ご自身のスキルやキャリアプランと照らし合わせながら、最適な施設を検討してみてください。

Flexible Workstyles時短・夜勤なし!柔軟な勤務体制の探し方

施設形態だけでなく、勤務体制そのものも両立の鍵となります。求人を探す際には、以下のポイントに注目し、ご自身の希望に合った働き方を見つけましょう。

  • 時短勤務制度の有無と実績: 法律で定められていますが、実際に利用しやすい雰囲気か、何歳まで利用できるかなどを確認しましょう。
  • 夜勤なし・日勤専従の求人: 夜勤が難しい場合は、最初から夜勤なしや日勤専従の求人に絞って探すのが効率的です。
  • 固定シフト・希望休の柔軟性: シフト制の場合でも、固定の時間帯で働けるか、子どもの学校行事などで希望休が取りやすいかを確認しましょう。
  • 急な休みへの理解: 子どもの発熱などで急な休みが必要になった際、人員体制が整っており、快く対応してくれる職場かどうかも重要なポイントです。

こうした条件の良い求人は、一般の求人サイトには掲載されていない「非公開求人」として、転職エージェントが保有しているケースも少なくありません。転職エージェントは、あなたの希望を丁寧にヒアリングし、条件に合った求人を紹介してくれるだけでなく、職場の雰囲気や子育て中のスタッフの割合など、求人票だけではわからない情報も提供してくれます。

💡 ポイント

転職エージェントは、あなたの代わりに給与交渉や面接日程の調整も行ってくれます。特に子育て中は時間も限られているため、プロのサポートを賢く活用することをおすすめします。

Support Systems充実した子育て支援制度を見抜くポイント

働きやすさを重視するなら、職場の「子育て支援制度」は必ずチェックしたい項目です。法律で定められた育児休業や短時間勤務制度はもちろん重要ですが、それ以外にも企業独自の制度に注目すると良いでしょう。

【チェックしたい子育て支援制度の例】

  • 企業内保育所・提携保育所の有無: 職場に併設されていれば、送迎の負担が大幅に軽減されます。
  • 病児保育・病後児保育の補助: 子どもが体調を崩した際に利用できる制度があると安心です。
  • 学童保育費用の補助: 小学校入学後の子育てをサポートしてくれる制度です。
  • 特別休暇(子どもの看護休暇など): 法定日数以上に取得できるか、有給で取得できるかなどを確認しましょう。
  • 子育て中の職員コミュニティ: 同じ境遇の仲間がいることで、情報交換や精神的な支えになります。

これらの制度が「ある」だけでなく、「実際に利用しやすい環境か」が最も重要です。面接時には、具体的な利用実績や、子育て中のスタッフがどのくらいいるかなどを質問してみるのも良いでしょう。可能であれば、職場の見学時に実際に働いている方の様子を見ることも参考になります。

⚠️ 注意

制度が形骸化している職場もあります。求人票やホームページだけでなく、面接で具体的な運用状況を確認したり、転職エージェントを通じて内部情報を得たりすることが大切です。

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Career Strategy年収UPも諦めない!両立キャリア戦略

子育て中の介護士でも、年収アップを諦める必要はありません。むしろ、限られた時間の中で効率的にキャリアアップを目指す戦略を立てることが重要です。

1. 資格取得による専門性の向上:
介護福祉士の資格は、専門性の証明だけでなく、給与面での優遇にも繋がります(前述の通り、介護福祉士の平均月収は約33.1万円です)。近年、介護福祉士国家試験は出題傾向の変化が見られますが、2026年1月実施の第38回試験からはパート別合格制度が導入され、働きながらでも計画的にステップアップを目指せる環境が整いつつあります(出典:【速報】介護福祉士国家試験(2026年/第38回)合格発表|合格率 …など)。ケアマネジャーや認定介護福祉士など、さらなる上位資格を目指すことも、年収アップに直結します。

2. 役職へのキャリアアップ:
リーダー、フロア主任、サービス提供責任者など、役職に就くことで役職手当がつき、年収アップに繋がります。子育て中であっても、時短勤務などで業務内容を調整しながら、責任のあるポジションを目指すことは可能です。積極的に自身のスキルアップや貢献意欲をアピールしていきましょう。

3. 処遇改善加算の取得状況が高い施設への転職:
すでに触れた通り、処遇改善加算は介護職員の賃金に大きく影響します。転職を検討する際は、処遇改善加算を確実に取得しており、その加算額が給与にどのように反映されているかを具体的に確認することが重要です。

これらの戦略を複合的に進めることで、子育てと両立しながらも着実に年収アップを目指すことができます。自分一人で情報を集めるのが難しいと感じたら、転職エージェントに相談してみてください。あなたの状況に合わせたキャリアプランの提案や、年収交渉のサポートも期待できます。

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この記事を書いた人

Tom|介護現場10年の先輩

介護業界で10年の経験を持つ。データ分析が好きで、後輩の相談に乗るのが得意。押し付けず、一緒に考えるスタンス。

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ゆい

ゆい

特養→訪問介護→デイと転職を重ね、給料と人間関係を自力で改善してきた介護現場12年の先輩。データと現場の感覚の両方を大事にするタイプ。後輩の悩みに寄り添うのが好き。