こんにちは!「介護キャリアPlus」編集部のTomです。
育休からの復帰、本当にお疲れ様です。新しい生活リズムに慣れるだけでも大変な時期に、転職活動という大きなタスクを抱えていらっしゃるのですね。今回のご相談、育児と仕事の両立を目指す多くの介護職の方々が共感する内容だと感じました。
育休から復帰、転職活動でまさかの「通勤90分」!?
今回「みんなの相談室」に寄せられたのは、38歳女性、介護福祉士の方からのご相談です。1歳半のお子さんを育てながら、時短勤務での職場復帰を目指して転職活動中とのこと。
育休から復帰したけど、転職エージェントに通勤90分の施設を紹介された。もっと近い場所はないの?担当者の返信も遅いし、手続きミスも多い。結局自分で探した方がいいの?
— 38歳女性、介護福祉士、1歳半の子供あり、時短勤務希望
ああ、このお悩み、本当に「わかる!」と心の中で叫んでしまいました。
育休が明けて、いよいよ社会復帰!と意気込んで転職エージェントに登録したものの、紹介された求人が「え、通勤90分!?」なんて、思わず声が出そうになりますよね。
1歳半のお子さんを抱えながら、時短勤務を希望されているとのこと。朝は保育園の準備でバタバタ、お迎えの時間も決まっている中で、片道90分の通勤なんて、現実的ではないですよね。それどころか、お子さんの急な発熱や体調不良を考えると、通勤時間は短ければ短いほど安心できるものです。
さらに、担当者の返信が遅い、手続きミスが多いというのは、本当にストレスでしかありません。限られた時間の中で転職活動を進めているのに、エージェントとのやり取りで余計な手間や不安を抱えるのは、精神的にもつらいことと思います。
「このままエージェントに任せていて本当に大丈夫なのかな?」「結局、自分で探した方が早いんじゃないか?」と、不安や不満が募るお気持ち、痛いほどよくわかります。
でも、ご安心ください。あなただけが感じていることではありませんし、この状況を打開する方法は必ずあります。一緒に、より良い働き方を見つけるための道を考えていきましょう。
なぜ「育休明け・時短勤務希望」の転職でこんな問題が起きるの?
ご相談者様が経験されているような問題は、実は少なくありません。特に育休明けで時短勤務を希望される方々が転職活動をする際に、こうしたミスマッチやエージェントへの不満が生じやすい背景には、いくつかの要因が考えられます。
介護業界特有の事情とエージェント側の課題
1.介護業界の人手不足と求人の多様性
ご存知の通り、介護業界は慢性的な人手不足にあります。そのため、施設側はどんな条件の求職者でも受け入れたいという思いが強く、エージェントには多種多様な求人が集まります。しかし、その中から個々の求職者の細かいニーズに完璧に合致するものを厳選するのは、エージェント側にとっても容易ではありません。
2.エージェントの収益構造と担当者の負荷
転職エージェントの多くは、求職者が転職先に採用されることで、紹介先の施設から報酬を得るビジネスモデルです。そのため、担当者は多くの求職者と求人案件を抱え、短期間でのマッチングを目指す傾向にあります。
特に大手エージェントの場合、一人の担当者が数十人もの求職者を担当することも珍しくありません。その中で、時短勤務や通勤時間といった、より細かく、かつ優先順位の高い条件を持つ求職者に対して、十分に時間をかけて最適な求人を探し出すことが難しいケースがあります。
3.担当者ごとの質と経験の差
転職エージェントの担当者も人間です。経験の浅い担当者や、介護業界の知識がまだ十分でない担当者もいます。また、担当者自身のライフスタイルや価値観によって、育児中の転職者の大変さや、時短勤務の重要性に対する理解度に差があることも考えられます。
ご相談者様が経験された「返信が遅い」「手続きミスが多い」といった問題は、担当者のスキル不足や業務量の多さに起因している可能性が高いでしょう。
4.情報の共有不足とミスマッチ
エージェント側が持つ求人情報は膨大ですが、それが必ずしもリアルタイムで更新されているとは限りません。また、施設側が提示する条件と、実際に現場で求められる働き方との間にギャップがあることもあります。
エージェントが「通勤90分」の求人を紹介してきたのは、もしかしたら「介護福祉士」という資格や「時短勤務可能」という条件だけで絞り込み、通勤時間まで考慮が及ばなかったか、あるいは、担当者が「通勤90分でも受け入れてくれるだろう」と安易に判断してしまったのかもしれません。
求職者側の課題と誤解
1.育休明けで情報収集の時間が限られる
育休明けは、お子さんの世話や家事に追われ、自分のための時間がなかなか取れないのが現実です。転職活動に割ける時間も限られているため、エージェントに「お任せ」したい気持ちが強くなるのは当然です。
しかし、その「お任せ」が、エージェント側とのコミュニケーション不足や、自分の希望を十分に伝えきれない状況を生むこともあります。
2.転職市場の変化への理解不足
長く同じ職場で働いていたり、育休でブランクがあったりすると、今の転職市場の状況や、転職エージェントの賢い使い方について情報が不足している場合があります。
「エージェントに登録すれば、自分の希望にぴったりの求人を紹介してくれるはず」という期待が先行し、現実とのギャップに戸惑ってしまうこともあります。
3.希望条件の伝え方と優先順位の不明確さ
「時短勤務」「通勤時間〇分以内」「残業なし」など、希望条件はたくさんありますよね。しかし、それらを担当者に「明確な優先順位」として伝えきれていない場合、エージェント側はどの条件を最優先すべきか迷ってしまいます。
特に、育児中の転職では「通勤時間」が非常に重要な要素となりますが、それが「絶対譲れない条件」として伝わっていないと、エージェントは他の条件(給与や施設のタイプなど)を優先して求人を探してしまうことがあります。
こうした背景が絡み合い、ご相談者様のような「ミスマッチ」や「エージェントへの不満」が生じてしまうのです。
転職エージェントの賢い使い方:失敗しないための3つのポイント
「結局自分で探した方がいいの?」という疑問もわかりますが、転職エージェントはあなたの転職活動を強力にサポートしてくれる存在になりえます。大切なのは、その特性を理解し、賢く使いこなすことです。ここでは、失敗しないための3つのポイントをご紹介します。
ポイント1:複数のエージェントを使いこなす
「え、複数登録してもいいの?」と思われるかもしれませんが、むしろ複数のエージェントを利用する方が、求人の選択肢が広がり、担当者の質も比較検討できるため、希望に合った転職先を見つけやすくなります。
- 大手総合型エージェント:求人数が豊富で、幅広い選択肢から探したい場合に有効です。(例:介護業界に強い某大手エージェントなど)
- 介護業界特化型エージェント:介護業界の知識が深く、業界ならではの求人や非公開求人を持っていることがあります。
- 地域密着型エージェント:特定の地域に特化しているため、地元企業の求人情報に強く、通勤圏内の施設を見つけやすい可能性があります。特に、通勤時間や保育園の送迎を重視する方にはおすすめです。
複数のエージェントに登録することで、それぞれの担当者から異なる視点でのアドバイスや求人情報が得られます。また、複数のエージェントが競合することで、担当者もより熱心にあなたのサポートをしてくれる可能性が高まります。
ただし、複数のエージェントに登録する際は、それぞれの担当者に「他のエージェントも利用している」ことを正直に伝えておきましょう。これにより、重複した求人紹介を避けたり、各エージェントがより良い求人を探そうと努力したりする効果が期待できます。
ポイント2:希望条件は具体的に、そして優先順位を明確に伝える
ご相談者様のように、育児と両立しながら働く場合、希望条件は多岐にわたりますよね。その希望をエージェントに「なんとなく」伝えるだけでは、ミスマッチが生じやすくなります。
以下の項目について、具体的に、そして「譲れない条件(MUST)」と「できれば欲しい条件(WANT)」を明確にして伝えましょう。
- 通勤時間:〇分以内(「保育園の送迎があるため、〇時までに退勤できる施設」など、具体的な理由を添えると良いでしょう)
- 勤務時間:時短勤務希望(例:〇時~〇時まで)、残業の有無、夜勤の可否
- 給与:希望年収・月収(最低ラインと希望ライン)
- 職種・職務内容:介護福祉士としての経験を活かしたい、未経験の分野に挑戦したいなど
- 施設のタイプ:特養、老健、デイサービス、訪問介護など、希望する施設形態
- 職場の雰囲気:人間関係、チームワーク、子育て中のスタッフへの理解度など
- その他:福利厚生(育児支援制度など)、研修制度、キャリアアップの可能性など
特に「通勤時間」は、育児中の転職において最も重要な条件の一つです。これを「絶対譲れない条件」として、具体的な分数や、その理由(保育園のお迎え時間など)をしっかり伝えましょう。
エージェントは、あなたの希望条件を基に求人を探します。条件が具体的であればあるほど、マッチングの精度は上がります。また、担当者があなたの状況を深く理解することで、より親身なサポートが期待できます。
ポイント3:コミュニケーションを密に、時には毅然とした態度で
エージェントとのコミュニケーションは、転職活動の成否を分ける重要な鍵です。ご相談者様のように「返信が遅い」「手続きミスが多い」と感じる場合は、遠慮せずに以下の対応を検討しましょう。
- 定期的な進捗確認:こちらから積極的に連絡を取り、現状の進捗状況や今後の見通しを確認しましょう。
- 不満や疑問はすぐに伝える:紹介された求人に対するフィードバック(例:「通勤90分は希望と異なります。〇分以内の求人をお願いします」)や、担当者の対応への不満は、具体的な事実を基に伝えましょう。
- 担当者変更の依頼も視野に:あまりにも改善が見られない場合や、信頼関係を築けないと感じる場合は、エージェントの窓口に連絡し、担当者変更を依頼することも有効な手段です。これは決して失礼なことではなく、あなたの転職を成功させるために必要な行動です。
- 情報収集は自分でも行う:エージェントからの情報だけでなく、ハローワーク、施設の公式採用ページ、地域の求人情報誌、友人・知人のネットワークなど、多角的に情報収集を行いましょう。エージェントに「こんな求人を見つけたのですが、どう思いますか?」と相談するのも良いでしょう。
エージェントはあなたの転職をサポートする「パートナー」です。しかし、最終的に転職先を決めるのはあなた自身であり、あなたの人生です。遠慮せず、あなたの希望を伝え、時には毅然とした態度で臨むことが大切です。
Tomのアドバイス:先輩として寄り添う回答
ご相談者様、本当に大変な状況ですよね。育休明けで心身ともにデリケートな時期に、転職活動という大きなプレッシャー、そしてエージェントへの不満。どれもが重くのしかかっていることと思います。でも、決して一人で抱え込まないでください。
私も子育てをしながら介護職として働いてきましたから、あなたの「もっと近い場所はないの?」という切実な思い、そして「結局自分で探した方がいいの?」という不安な気持ちが痛いほどよくわかります。
でも、安心してください。あなたに合った、働きやすい職場は必ず見つかります。そして、そのために今からできる具体的なステップを一緒に考えていきましょう。
1.まずは現状のエージェントとの関係を見直そう
今利用しているエージェントに不満があるとのことですが、すぐに「もう辞める!」と決断する前に、もう一度だけ、状況を改善する努力をしてみませんか?
- 改めて「面談」の機会を設ける
電話やメールだけでなく、可能であればもう一度、担当者と直接話す機会を設けてみてください。その際に、以下の点を明確に伝えます。「通勤90分は、子育て中の私にとって現実的ではありません。保育園の送迎があるため、何としても〇分以内、できれば〇分以内の施設を希望します。これは最も譲れない条件です。」
なぜ通勤時間が重要なのか、お子さんの送迎や急な病気の対応など、具体的な理由を話すことで、担当者もあなたの状況をより深く理解してくれるかもしれません。
- 担当者変更を検討する
もし、何度伝えても改善が見られない場合や、担当者との信頼関係が築けないと感じる場合は、エージェントの窓口に連絡して「担当者の変更」を依頼しましょう。これはあなたの権利です。新しい担当者に変わることで、状況が好転することは珍しくありません。 - 紹介された求人への具体的なフィードバックを徹底する
「これは希望と違う」と感じた求人に対しては、「どこがどう違うのか」を具体的に伝えましょう。「通勤時間が長すぎる」「時短勤務が難しい」「給与が希望と合わない」など、遠慮なく伝えてください。フィードバックを繰り返すことで、エージェント側もあなたの希望をより正確に把握できるようになります。
2.新しい「パートナー」を見つけよう!複数のエージェント活用術
前述の「賢い使い方」でもお伝えしましたが、今のエージェントに不満があるなら、迷わず複数のエージェントに登録し、比較検討することをおすすめします。
- 地域密着型エージェント:あなたの居住地域に特化したエージェントは、通勤圏内の求人情報に強く、地元の施設事情にも詳しいことが多いです。まさに「通勤時間」を重視するあなたにはぴったりです。
- 子育てママ支援に力を入れているエージェント:中には、育児中の女性の転職支援に特化したエージェントもあります。そうしたエージェントは、時短勤務や残業なし、育児休暇制度の充実した施設など、ママに優しい求人情報を多く持っている可能性があります。
複数のエージェントを使うことで、もし今のエージェントが期待外れだったとしても、他のエージェントが思わぬ良い求人を持ってきてくれる可能性が高まります。また、各エージェントがあなたの転職を競い合う形になるため、より良いサービスを受けられることもあります。
3.自分でも情報収集を並行して進めよう
エージェントに全てを任せるだけでなく、あなた自身でも積極的に情報収集を進めてみましょう。これは、エージェントからの情報を補完し、より多角的な視点を持つためにも非常に重要です。
- ハローワーク:地域の求人情報が豊富で、エージェントにはない求人に出会えることもあります。
- 施設の公式採用ページ:気になる施設があれば、直接ホームページを確認してみましょう。エージェントを介さない募集をしていることもあります。
- 地域の広報誌や情報サイト:意外なところで、近所の施設の求人情報が見つかることもあります。
- 友人・知人のネットワーク:もし介護職の友人がいれば、職場の雰囲気や働き方について情報交換をしてみるのも良いでしょう。
特に、お子さんの保育園や学童の場所から逆算して、現実的に通勤可能な範囲を地図で確認し、そのエリア内の施設をピンポイントで探してみるのも効果的です。
4.自分を責めないで、周りを頼ろう
育休明けの転職活動は、本当にエネルギーが必要です。思うように進まないと、「私がわがままなのかな」「もっと頑張らなきゃ」と自分を責めてしまいがちですが、決してそんなことはありません。
あなたは、お子さんのためにも、自分のためにも、より良い働き方を見つけようと頑張っているんです。その気持ちは、とても尊いものです。
大変な時は、ご家族や信頼できる友人に相談したり、家事や育児の協力を仰いだりして、一人で抱え込まずに周りを頼ってください。完璧を目指す必要はありません。時には立ち止まって、自分を労わる時間も大切です。
焦らず、あなたのペースで、納得のいく転職活動を進めていきましょう。あなたに合った施設は、必ず見つかります。
まとめ:希望を諦めないで。あなたらしい働き方を見つけよう!
ご相談者様のお悩みは、育児中の介護職の方々が直面しやすい、とてもリアルなものです。しかし、この状況を乗り越え、ご自身の希望に合った働き方を見つけている先輩方もたくさんいらっしゃいます。
今回のポイントをまとめると、以下のようになります。
- 現状のエージェントと徹底的に話し合い、改善を求める。
- 必要であれば、担当者変更も視野に入れる。
- 複数のエージェント(大手、特化型、地域密着型など)を賢く使いこなす。
- 希望条件は「譲れないもの」と「できれば欲しいもの」を明確にして具体的に伝える。特に通勤時間は最重要項目として強調する。
- エージェントだけに頼らず、自分でも積極的に情報収集を行う。
- 焦らず、自分を責めず、周りを頼りながら、あなたのペースで進める。
介護業界は、多様な働き方を許容する柔軟性を持っています。あなたの介護福祉士としての経験とスキルは、必ず必要とされています。育児と仕事の両立は大変なことも多いですが、きっとあなたにぴったりの職場が見つかるはずです。
「介護キャリアPlus」は、あなたの転職活動を全力で応援しています。もしまた何か困ったことがあれば、いつでも「みんなの相談室」に声を寄せてくださいね。一緒に、あなたの理想のキャリアを築いていきましょう!
※この相談は複数の読者の声をもとに再構成しています。
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